ホリエモンが「Jアラートは止めるべき」と主張している。自分もそう思う。北朝鮮がICBMを発射したという事実は即座に発表すべきだが、だからといって「今すぐ安全な場所に身を隠しなさい」というのは言い過ぎだと思う。というよりも国民の不安を煽っているようにしか聞き取れない。菅官房長官をやり込めた東京新聞望月記者が、官房長官の記者会見の壇上に登場し謝罪した。内容は、首相官邸報道室が東京新聞に注意喚起した文書を報じた産経新聞の記事を「官邸からのリーク」と発言したことの誤りへの謝罪。リークではなく、新聞全社に出していたので撤回して謝罪した。真実を追究し、誤りを指摘し、自ら誤ったところは即座に謝罪する。正に記者の鏡と言えそうだ。面白いのは謝罪の後の質問だ。北朝鮮のICBM発射に関し、記者の「発射準備情報を国民に事前に知らせることは出来ないのか」の質問に対し、官房長官は「国民がパニックを起こさないように、責任を持って対応している」と回答。「米国では前日に発射の予測報道があるが、何故日本は報道しないのか」との質問に対し「国民がパニックを起こさないように、責任を持って対応している」とオウム返し。「もっと事前に知らせることは出来ないのか」に対し「国民の生命・財産を守るのが政府の役割。情報・分析はしている。具体的な内容や分析については控えたい」とのこと。結局、菅は何も答えていない。政府は情報を隠すことが国民を守ることだと勘違いしている。結論。菅をホリエモンに替えるだけで、日本は良い方に向かうかもしれない。
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