甲子園6本塁打で清原の記録を更新した広陵中村選手には驚かされた。更に驚いたのが少年時代の逸話。中村選手は元々生まれながらの左利き。だが、右利きの方が出場チャンスが多くなるからとの理由で右に変更したとのこと。左利きを右に変えることは簡単ではない。並大抵な努力では変えられないし、ましてや日本記録を更新する程の技術を身に付けるのは不可能に近い。自分も左利きだが、右に矯正した。きっかけは少年時代の野球。左利き用のグローブは品数が少なく殆ど選ぶという選択肢は無かった。その上値段は右利き用の1.5倍。子供ながらに、今後始めるスポーツは右でやろうと決心した。今ではテニスも卓球もゴルフも右だ。テニスのサーブやスマッシュは野球の遠投動作と似ている。身体をどう動かせば良いのかと、左の遠投動作をして骨格・筋肉の動きを確認し、右に覚えさせたものだ。残念ながら、野球とボーリングは右に変えることが出来なかった。だから中村選手の凄さが人一倍分かるのだ。しかし、今になって考えると、右に矯正するべきではなかったと思う。何故なら、スポーツでは左利きの方が有利な場合が多い。テニスを左で始めていれば、今よりは数段強くなっていたに違いないと思う。でも、今更左に戻れない。中村選手を手本に右の道を進むしかない。
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