高校野球に触発され、プロ野球の勝敗にも少し興味を覚えた。興味とは、何故勝つのだろうか、負けるのだろうかということだ。野球に限らず、勝負事の因果は極めて複雑で、解明不可能な領域であることは間違いない。だから、高校野球でどの学校が優勝しようが、優勝の要因を解明出来る人などいるはずが無い。プロ野球の世界も然り。でも歴然として差がつくのがプロ野球の世界だ。高校野球の関東贔屓と同じで、プロ野球でも在京球団が少しだけ気になる。在京球団とは巨人、ヤクルト、西武、横浜、千葉の5球団。何故弱いのかは分からないが、勝負に対しての監督の資質は分かるような気がする。巨人以外は金欠チームだから、選手補給もままならず弱小球団に甘んじているのが現状だ。豊富な有能選手を擁しながら低迷している巨人高橋は、間違いなく最低の監督と言える。金欠チームの中では、西武の辻、横浜のラミネスは特上と言えそうだ。問題は、ヤクルト、千葉の評価。ヤクルトは怪我人が多く満身創痍。結果も出ない。真中監督は「勝つ自信が無くなった」と辞任を表明。一方千葉伊東監督は「フロントとの溝が問題」と辞任表明。人間性としては、真中は伊東よりも数段上に思われる。従って、自分から見た今季プロ野球監督の序列は、西武辻、横浜ラミレス、ヤクルト真中、千葉伊東、巨人高橋になる。特筆すべきはヤクルト真中監督だと思う。果たして次期監督の呼び声の高い高津は真中の志を引き継ぐことが出来るのだろうか。来年は少しヤクルトに注目したいと思う。
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