内閣改造で札付き大臣が一掃されベテランに置き換わった。首相は会見で「まず改めて深く反省しお詫び申し上げたい」との言葉から始まり「仕事人内閣」と自賛した。そうだろうか。今回の人事が「仕事人内閣」と言うのならば、前回の「お友達内閣」は何だったのだろうか。「ゴミの寄せ集め内閣」とでも反省するのだろうか。加計問題の萩生田官房副長官も官邸から去った。だが、ちゃっかり幹事長代行に出世している。反省が形になって表れてはいない。「経済第一」と言ってはいるが市場は反応していない。株価は一時2万円の大台を割った。海外からの評価もゼロということだ。従って、今回の改造の狙いは「問題隠し」と見るのが妥当のようだ。小池都知事のコメントは気が利いている。さすが環境相経験者らしく環境のPR用語「Reduce(廃棄物を減らす)、Reuse(再利用する)、Recycle(再生利用)」の3Rをモジッて表現。「スキャンダルをReduce(抑制)、閣僚経験者に頑張ってもらうReuse(再利用)、ちょっとRefreshするということで、3Rかなといったところだ」と述べた。将棋の駒を替えたとしても、指し手が変らなければ何も変らない。人の性格も一朝一夕には変らない。世間様はお見通しだ。少しでも化けの皮が剥がれれば、即解散へと突入することになるかもしれない。
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