ウソみたいな本当の話の続き。でもサザエの話の続きではない。地球誕生に繋がる話だ。宇宙誕生は謎中の謎。しかも太陽系誕生すらも分からず、肝心の地球の生物が如何に誕生したのかも未だに全く分かっていない。でも科学的推測には原則がある。生物の誕生には酸素が必須とのことが通説だ。だから、今の地球誕生には、如何に酸素が供給されたが焦点になっている。酸素は生物の生命の源であるはずなのに、驚くことに、その仕組みを持たない常識外れの微生物を地中深くの水から発見したと、海洋研究開発機構高知コア研究所の鈴木グループが英科学誌に発表した。常識から考えると、ウソでしょ、という話だ。現在は「ウソみたいな本当の話」かは分からない。でも本当に「続き」かもしれない。米カリフォルニア州には地球原始と同様なマントル由来の岩石が溶け込んだ水が湧き出る珍しい泉がある。この水は超アルカリ性、超還元性で、酸素や炭素、リンなど生命維持に必要な物質がほとんどなく、約40億年前の地球初期に似た非常に過酷な環境とされている。約40億年前の地球初期に似た非常に過酷な環境そのもの。そんな環境に生物が生息出来るはずがないと考えるのが常識。だが、存在していたのだ。呼吸してエネルギーを作り出したりする能力はなく、岩石のミネラルからエネルギーを得ているとみられているが、仕組みは不明。この微生物が地球初期に生まれた原始的な生命である可能性もあるという。地球初期の生命誕生の謎や、生命を維持できる限界を探る手がかりになる可能性がある。いや、宇宙の生命体とは何かを見直すチャンスかもしれない。
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