「警察庁がパチンコ出玉を抑える改正案を検討」との記事には我が目を疑ってしまった。警察は違法性ギャンブルを取り締まる所。パチンコは合法化されてはいるが、立派なギャンブルだ。常に違法的ムードが付きまとっている。だから、警察とパチンコは水と油の関係だと思っていた。ところが、パチンコの主管は警察庁とのこと。何と警察がパチンコを管理しているのだ。改正案の内容は、1回の大当たりで獲得できる出玉の上限を、現行の2400個から1500個程度に引き下げ、かつパチンコの出玉と交換できる景品の上限額も、現行の1万円から6000円に引き下げるというもの。改正の背景には、カジノ実施法の礎とされる「ギャンブル等依存症対策法案」成立に向けた動きにあると言われている。政府から見れば、パチンコを捨ててカジノを取るということなのだろう。今回の改正はパチンコ業界にとって大きな打撃だろうが、警察にとっても大きな打撃になるはずだ。何故なら警察にとってパチンコ業界は大切な天下り先だから。我が目を疑った理由は、警察がパチンコを主管していたことと、警察にとって大事な天下り先を自ら縮小化する方向の改正案を検討していたことだ。所詮、警察とパチンコは水と油。警察がパチンコを主管すること自体が間違っている。景品交換は違法だが、強引な解釈で違法性は無いとされている。この際、依存症対策に拘らず、違法なものは違法とするパチンコ改正案を検討すべきだと思う。
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