14歳の藤井四段が29連勝し30年ぶりに公式戦連勝新記録を達成した。マスコミは大騒ぎだ。今日の昼間の情報バラエティ番組は藤井四段一色。偶々羽鳥モーニングショーという番組を見た。藤井四段の生い立ちから幼少期、現在に至るまで詳細に取材内容を繰り広げている。話は昔の升田九段時代の話にも及んだ。ところが、なかなか肝心の29勝目の将棋盤解説が出てこない。シャベリの主体は、羽鳥とコメンテーター3人。コメンテーターの男Aと男Tは、将棋盤が出てくると「うわー、出てきちゃったよ」と一言。この番組のハイライトだ。男Aは「やっと出てきた。待ってましたよ。解説をお願いします」とプロ棋士に依頼した。ところが、男Tは「何故将棋盤など出すのよ。自分は将棋を知らないから、面白くない。こんな解説は不要だよ」と発言した。「うわー、出てきちゃったよ」は同じだが、反応が真逆だったので印象が深い。男Aも男Tも50歳代。この年代の日本男児で将棋のルールも知らない人は珍しい。貴重というよりは落ちこぼれ。自分がコメント出来ないから将棋盤を避けたのだろう。コメンテーターが何もかも知っている必要は無い。しかし、コメント出来ない対象を排除する姿勢は間違っている。しかも排除する姿勢は自己保身そのもの。コメンテーターは何でもシャベレば良いというものではない。なんちゃってコメンテーターが多過ぎる。
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