4月中旬の日経に、ローソン玉塚会長が5月末の株主総会をもって電撃辞任するとの記事が載っていた。経営は順調のはず、これからというのに変な感じがした。新聞には辞任する事情など一切何も書かれていなかった。ローソンは三菱商事の株式公開買い付けにより2月に商事の子会社になった。三菱商事自身が本腰を入れて経営に乗り出すため、会長の首をすげ替えたのかと思った。後日、本人の口から辞任の理由の説明があった。「コンビニはスピードが大事。二頭体制は良くない。三菱商事出身の竹増社長に一本化し意思決定をシンプルにする方が良い。自分には新しいチャレンジに向けて頑張っていきたいという我が儘もあった」と述べた。そして、5月中旬に東証1部上場のIT企業ハーツユナイテッドグループの社長に就くことが発表された。「今度の会社はローソンより小さいが、成長率は桁違いに大きいのでやり甲斐がある」と抱負を語っていた。これまでの経過を見ると、玉塚本人がローソンを放り出してIT企業を希望していたように新聞報道されていたし、受け取られていた。ところがである。一部の情報誌によると、玉塚辞任はM資金詐欺に引っかかったためとのこと。M資金とは、終戦直後GHQのマッカーサー元帥が日本軍なっどから押収した資金を、戦後復興のため超低利融資したことからそう呼ばれている。M資金など現在は存在していない。M資金は玉塚に5兆円を貸すのではなく譲渡すると申し出。玉塚はそれを受けて確約書と個人情報を提出。勿論詐欺だから玉塚に5兆円が渡る訳が無い。M資金は、玉塚から得た個人情報を元に新たな詐欺を働くことになる。三菱商事から見れば、現実離れした詐欺に易々と引っかかるような経営者など信用出来ないのも当然だろう。玉塚は5兆円でローソンを買い取りオーナーになろうとしたのかもしれない。であれば、三菱が電撃解任させたことが腑に落ちる。玉塚という人物は信用が置けない。しかし、未だに新聞にはM資金詐欺などの記事は無い。新聞は事実を報道することが使命であると思っていたのだが。
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