SF映画「アルマゲドン」は全くの空想でもないようだ。アルマゲドンは、地球に小惑星が衝突するのを防ぐ話。NASAが小惑星の深部まで穴を掘り内部で核爆弾を炸裂させて真っ二つに割り、軌道を変えるという作り話だった。ところが現実の話として、NASAが直径500メートルを超す巨大小惑星「ベンヌ」が、2135年9月22日に地球に衝突する可能性があると発表した。衝突の可能性は低いものの威力は、米国が現在配備している核弾道ミサイル群に匹敵するとしているから桁外れだ。その事態を想定しNASAが衝突回避法を立案したとのこと。重さ約9トンの重たい宇宙船を10年間に約50回ぶつければ、安全な軌道に移動させることが出来るという。25年間であれば10回程度で済むが、直近になれば手に負えないとのこと。従来宇宙開発は夢があると言われていた。でも米国が月に行っても、大した知見は得られなかった。現在では中国が着々と宇宙軍の建設を進めているし、トランプも宇宙軍に舵を切った。宇宙開発は、夢から武器に変わりつつあるが、更に変わりつつある。小惑星の地球衝突を回避する技術こそ、真の宇宙開発なのだと思う。
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