カジノ目的のIR整備推進法が施行されたことを受け、ギャンブル依存症対策の関係閣僚会議が開かれ、包括的な対策の概要が決定されたとのこと。競馬など公営ギャンブル施設にあるATMのキャッシング機能廃止や、本人や家族の申告で入場制限や馬券の購入額を制限する仕組みの構築、症状に対応する専門的な医療体制の整備などが柱のようだ。政府はこの概要を基に、具体的な実施方法を今夏に取りまとめる方針とのこと。この他にも、パチンコの出玉規制強化や、高校の保健体育でギャンブル依存症の啓発を行うことなどが盛り込まれている。警察庁は遊技の射幸性を抑制するためパチンコの出玉規制の基準を見直す方向で検討を始めたとのこと。でも何か変だ、と言うよりは、とても変だ。もし競馬場にATMが無くなれば、人によっては多額の現ナマを持って行かなければならない。現ナマが溢れれば、当然窃盗やスリが横行する。それらの犯罪を増長させる政策とも言えそうだ。ギャンブル好きは金をとことん注ぎ込むのが性分。たとえ誰が制限設定しようが、何とかそれをすり抜けるものだ。だからこそ、ギャンブラーと言われる由縁だ。ギャンブラーの気持ちを止める施策にはなっていない。一方で何故警察庁がパチンコの出玉などを規制するのだろうかと疑問に感じる。元来パチンコは違法状態にある。でもパチンコ業界は警察官僚の天下り先になっている。パチンコ業界と警察はツーカーの仲だ。その警察がパチンコの出玉を管理するとはお笑い種で落語の落ちにもならない。ギャンブル依存症を絶つ唯一最大の方法は、国営のギャンブルを止めることだと思う。賢い国民は、関係閣僚会議のギャンブル依存症対策などまやかしに過ぎないことを理解している。誠にガッテン!
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