「地球は丸くなく、ジャガイモとか西洋梨のような形をしている」との記事にはビックリした。実際に太陽や月を見ながら、同じ太陽系にある地球は丸いものだと信じていた。でも地球は自転しているから遠心力により南北極軸よりも赤道軸の方が少し膨らんで、楕円球形であることは少し理解していた。ところが、実際はその楕円球形は歪んでいて、ジャガイモ形なのだと言う。地球上の高低は海抜0mが基準になる。その0mが楕円球形の表面だと思っていた。地球上ではあらゆる場所で若干重力が異なる。その地点の下にどのような物質があるかで重力は変ってくるからだ。水は重力に従順だ。水は地点毎の重力に見合って、重力と垂直方向に水平になる。と言うことは、地表の重力が変化すれば、水の水平面もそれに応じて変化することになる。その水平面を繋いだものをジオイドと言うらしい。このジオイドこそがジャガイモ形であり、海抜0mとのこと。標高はジオイドを基準にしている。富士山の標高3776mはジオイドからの距離。ジオイド高が42mあるので、楕円球形面からは3776+42=3818mの高さになるという。宇宙から眺めると地球は丸く見えるが、それは大気が覆っているからとのこと。初めて耳にしたジオイドではあるが、測地学・測量の世界では常識とのこと。世の中には知らないことが多いものだ。
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