小池新党「都民ファーストの会」が日の出の勢いだ。公明が自民との連立を解消して小池支持に回った。自民党都議からは3人、民進元都議2人も都民ファーストに合流。公認候補は8人になった。更に小池政治塾生4000人の中から300人を選出し、都議選の刺客養成に乗り出した。都議選では70人を擁立して一気に過半数の64議席確保を狙う魂胆のようだ。小池は民進と連立する意思は無い。あくまで個別に選定すると言っている。小池新党の旗印は「東京大改革」。決定の仕組み、見える化、予算編成の改革に着手している。ところが、あろう事か民進系2会派が合流して新会派「東京改革議員団」を結成したと発表した。「東京大改革」をパクって「東京改革議員団」だ。旧民主党系14人と旧維新の党系4人の計18人。新会派結成と言うよりも、集団直訴であり、集団逃亡であり、集団改宗であるとも言える。しかも、会派名から民進を外したのは、改革の志を持った人を結集するためと説明している。姑息だ。裏を返せば、民進には改革の志が無いと言っているようなもの。もっとも、都議選では小池新党対自民の戦いになるだろうから、民進など木っ端みじんになってしまうに違いない。泥船に乗っているよりは、という気持ちも分からなくは無い。要は政治信条よりも議員生命の方が大事ということだろう。たとえ名前を変えようが、賢い都民は見抜くに違いないと思うのだが。
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