同期入社の仲間の一人が、会社を卒業してから他社での仕事を始めたが、70歳にしてリタイアし田舎に帰ることになった。早速送別会を兼ねて同期会を開くことにした。集まったのは本人を含め9名。年の瀬であり、クリスマスイブではあるが予想外に多い人数だった。一次会は「すしざんまい」。マグロの初荷の高額な競りで有名なあの寿司屋だ。会が盛り上がったのは言うまでもないが、値段も良心的で魚も美味かった。日の出の勢いである理由を実感した。45年前に初めて顔を合わせた同期だが、今でも昔のように仲が良い。快い会話と美味しい魚と酒を味わった。極めてグッド。二次会は、近所のパブ。地下に降りていくと、大勢の若者たちがテーブルを囲み立ち飲みしている。今日はクリスマスイブ。人を掻き分けながら奥に進み、テーブルをゲットした。20~30歳の若者の中に、70歳のグループが出現した。周りは異常と感じているかもしれないが、我々は溶け込んだ積もりでいる。前金制なのも快い。飲みたいだけ飲む。オーダーも支払いも自分なので、オーダーするときに自分の能力と相談をする。まだ、飲みたいか。まだ、飲めるかと。強か飲んで話をして、気づいた時には、若者たちは去っていた。そうだ、今日はクリスマスイブだということを思い出した。70歳グループだけが残ったが、楽しい送別会だった。
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