小池都知事の五輪会場変更案は、ボート・カヌー、競泳、バレーボールで0勝3敗になった。少しはコストダウン出来たので、0.5勝と言っても良いだろう。負けは負けだが、経費節約は出来たので良しとしよう。だが、豊洲移転問題には更なる問題がありそうだ。盛り土問題、水銀問題で、アセスメントをやり直すと言う。今や既に、盛り土をしなかった経緯の問題は残されているが、盛り土の無いことは問題になってはいない。地下で蒸発する水銀も、換気すれば問題は解消すると言われている。一時は騒いだものの、豊洲に致命的な問題は無いことは明らかになっている。でも、小池は環境アセスメントをやり直し、豊洲の開場は少なくとも1年半先だと言う。果たしてこの判断は正しいのだろうか。その1年半の間に、何の費用も発生しなければ小池の判断は正しいと思う。しかし、現実は莫大な補償費用が発生する。その費用を都が支払う事になる。単に1年半に先延ばしすることは、都財政の無駄使いと言える。石橋を叩いて渡るというか、アセスメントに丸投げするというか、要するに、小池は自らの責任をかけた判断をしていない。小池は「見える化」が上手い。豊洲も見える化を駆使している。でも、見える化が、無駄遣いをしている。他人の褌で相撲を取るという諺があるが、小池は女性だから、まさか褌で戦う訳ではあるまい。
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