リオで安倍首相がマリオとし登場した日に、首相夫人はハワイの真珠湾を訪れた。同じ日になったのは偶然だろうか、それとも計画的だったのだろうか。今年は真珠湾攻撃から75年目の節目の年に当たる。12月7日に安倍首相が真珠湾のアリゾナ記念館を訪問するかが注目されている。だが政府は慎重だ。首相の訪問は無いと言う。首相夫人の真珠湾訪問について、菅官房長官は「私的なものでコメントを控える。首相の訪問予定は全く無い」と言っている。リオのマリオはトップ記事になるが、夫人の真珠湾は記事には載らず騒がれないが事実として残る。巧妙な日程調整だと感じる。10月頃に、官房長官か外相が公式に訪問し、その反応を見て首相訪問を決断するのではないかと思う。米国トップの広島原爆記念館訪問の経緯が思い出される。広島原爆投下は今年で70年目の節目を迎えた。まずケネディ駐日大使が広島を訪問した。それに続きケリー国務長官が公式に広島訪問しトラブルもなく歓迎を受けた。その感触を確認した後、オバマ大統領の訪問が確定し実現した。首相の真珠湾訪問には賛否色々な意見がある。だが首相は真珠湾を訪問すべきだと思う。節目の年に訪問し、一つのキリをつけるべきだ。戦争の経緯を振り返る必要はない。双方にそれなりの理由があるのが戦争だから。ただひたすらに冥福を祈り謝罪してくれば良い。それで日本の戦後が終わる。この機会を逃すと、あと25年間も戦後が続くことになるかもしれない。
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