今日は45年前に入社した同期の集まりが有楽町のガード下バーベンバーデンで開かれる。東京駅には定刻の1時間前に着いたので久し振りに丸の内界隈を歩いてみることにした。ほぼ15年ぶりなので、まるで別世界に来たような感覚で見るもの全てが新鮮だ。まずは鳩山邦夫が「誰が壊したんだ」と叫んだことで有名なKITTEを抜けて三菱1号館美術館に向かった。美術館の裏は細長い広場になっていてオープンカフェがある。休日は閑散としていると思っていたが席は満席。皆ゆったりと休日を楽しんでいる。オフィス街とは思えない情景を見て、丸の内が変貌したことを実感した。東京国際フォーラムを抜けて有楽町駅中央口に出た。先日テレビで見た南町奉行所跡を見たかったからだ。だが史跡の石碑がトタンで出来ているのを見てかなりがっかりした。マリオンの横に出て阪急ビルを建て直した東急プラザ銀座を遠くに眺めながら、旧三井日比谷ビルの建設現場に向かった。ここには嘗て5年間通った本社があった。懐かしい。しかも、新築中のビルは、自分の長男が設計計画をしている。何という因縁なのだろう。もの凄く大きい建設中の鉄の塊に圧倒された。同時に長男の幼い頃が脳裏に浮かんできた。時の流れの速さがひしひしと伝わってきた。そしてやっと目的地のバーデンバーデンに着いた。勿論楽しい同期会になったのは言うまでもない。
コメントをお書きください