シングルス8強入りを目指した錦織と土居が共に敗れ、ダブルスでも土居組と青山組が敗退し、残念ながらウィンブルドンから日本勢が姿を消した。楽しみは無くなったが、寝不足は解消されることになる。一方実力はありながら、華やかなウィンブルドンの舞台に立てずに、別の道を歩む有名選手もいる。マリア・シャラポアだ。シャラポワが狭き門で知られているハーバード大学経営大学院に入学したとのこと。今年の全豪オープンの薬物検査で禁止薬物のメルドニウムに陽性反応が出たため、シャラポワは2年間の資格停止処分を受けた。メルドニウムは今年から規制対象となった薬物。シャラポワは10年前から心臓の治療薬としてメルドニウムを服用していた。だが、禁止リストに入ったのを知らなかったと主張し、スポーツ仲裁裁判所に異議を申し立てている。しかし処分は執行され、シャラポアはウィンブルドンだけでなくリオ五輪の出場も儘ならない。普通の人なら相当落ち込むはずだ。何も手が付かない。やる気がしない。それが普通だ。だが、シャラポアは違う。何と超難関のハーバード大学に合格し、経営学を勉強するという。シャラポアは史上10人目の生涯グランドスラム達成者であるし、ファッションモデルでもある。更にハーバードのMBAという資格が加わるかもしれない。まさに超一流のマルチタレントなのだ。MBA取得後、再びテニス界で活躍することを願いたいものだ。
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