フィギュアスケートのグランプリシリーズ最終戦のNHK杯で、羽生選手が何と前人未到の322.40点で優勝した。観衆は「神が舞い降りた」と褒め、解説者は「陸上の100mを8秒台で走るようなレベル」と言い、本人は「絶対王者だと言い聞かせながらやっていた」とコメントした。採点法が変わったとはいえ、新境地を拓く出来栄えだったに違いない。高得点の要因は間違いなく4回転ジャンプだ。フリーでは3つの4回転ジャンプを危なげなく決めた。自分はフィギュアスケートに詳しくないので、4回転ジャンプは1種類しかないものと思っていた。ところが6種類もあり、難易度の高い順から、アクセル、ルッツ、フリップ、ループ、サルコー、トゥループだという。羽生選手が決めたのは4回転ジャンプの中でも難易度の低いサルコーとトゥループだったようだ。羽生選手が大会後に「更なる上を目指す」と言っていた言葉の意味がようやく理解出来た。世の中には上に上があるもので、2位に入った中国の金選手の4回転ジャンプは羽生選手の上を行くルッツだったとのこと。フィギュアスケートのジャンプは6種類あり、しかも難度の序列があることを知り、バルセロナで開かれるグランプリファイナルをテレビ観戦するのが楽しみなった。頑張れ羽生選手。
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