昨日、年1回の市の定期健康診断を受けてきた。小さな異常を敢えて見つけ出す人間ドックを受けようとは思わない。病気オタクではないし、大した自覚もないのに見つけてしまえば心配が増すだけだからだ。異常があれば市の検診で分かるし間に合うはずだ。今の住所に転居してきてから、近所に馴染みの町医者が出来た。会社を辞めてから、その医者に検診も診てもらっている。その町医者はそこそこ繁盛していたが、数年前に胃ガンの手術をして以来、少しボケが始まったように見えた。すると、見る見るうちに患者が減り、いつ行ってもガラガラで、いよいよ自分も他を探そうと思っていた。そんな矢先、医者の息子に代替わりした。見たところ自分の子供と同世代だ。初めの内は、この若者がやっていけるのだろうかと訝しかった。ところが、大先生よりも患者としっかり向き合うし、最新の医学知識にも精通している。看護師はいないので、身長測定も自身でやるし、注射も上手い。特に年寄りとの接し方が抜群だ。あっという間に患者が戻り始め、今ではいつ行っても患者が溢れている。先月、朝一番で検診を受けに行ったら案の定満員なのだ。その日は諦め、後日診療時間前に検診することをお願いした。答えは二つ返事でOK。そして昨日8時45分からの検診になった。検診はスムースに終了し、若い医者に時間外の対応について感謝を述べた。だが、今回の検診には、一つだけ気に食わない所があった。身長が170.0cmなのだ。自分の今までの最高が171.5cmだったが、年を重ねるにつれ身長が短くなっていく。確か去年は170.5cmだった。ついに170cm割れ間近なのだ。つい数年前までは、身長なんて変わるものではないから、毎年測定するのは愚の骨頂と思っていた。今年はその間違いに漸く気付かされた。
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