7月から「ゆう活」が始まったとのニュース。はてさて「ゆう活」などという言葉は聞いた事が無い。何だろうかと思った。最近は婚活や就活や終活など、やたらと「活」を付けるので、その類かとは推測したが「ゆう」の意味が分からない。記事にはボルドー展の絵画を鑑賞する安倍首相の写真が載っている。これだけのヒントでは、増々「ゆう」が意味不明だ。仕方なく記事を読んで、やっと「ゆう活」の意味を理解した。政府が薦めるサマータイムのミニ版のようだ。ゆう活とは国家公務員の始業・退庁時間を1~2時間早める取り組みで、狙いは長時間労働の低減化とのこと。朝早めに出勤し夕方の定時には退庁して、仕事以外の生活を充実させ豊かな人生を送りましょうということらしい。「夕方に悠々」のイメージから「ゆう活」と名付けたとのこと。だが、定時には帰りましょうとのことだから、全体の時間がずれるサマータイムとも違う。どうやら定時後の残業分を定時前に熟しましょうということのようだ。残業ありきの設定とも受け取れる。残業の無い人は定時まで何をするのだろうか、早出残業は5割増し残業代なのだろうか、それとも通常の残業代なのだろうか、はたまた残業代は付かないのだろうかと余計なことに思いを巡らしてしまう。この「ゆう活」は8月末まで続く。果たして安倍首相の言うように「生活スタイルを変革する新たな国民運動を展開する」きっかけになるのだろうか。結論は9月に出ることになる。
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