昨日のJALチャレンジカップの対ウズベキスタン戦を観て、久し振りにA代表の試合が面白と思った。ここ数年A代表はメンバーが固定されているし、嘗てのシャープさも影を潜めていた。ところがハリル監督第2戦目の対ウズベキスタン戦では、選手たちが見違えるほどシャープな動きをしていた。ハリルの言った言葉で印象に残ったのは「何よりも勝つことが最優先。選んだ選手を全員試合に出す。1m以上離れていたらプレスとは言えない」。戦術やテクニックも大事ではあるが、それは勝つための手段だ。手段ばかりに目が行っていたのでは、勝つための闘争本能が目覚めない。極めて単純ではあるが「何よりも勝つことが最優先」という言葉はサムライブルーにとっては金言と言えるだろう。新顔も含めたポジション争いも始まった。更に厳しいプレスも出来るようになり、選手全員のアグレッシブさが増した。試合に躍動感が出てきてチーム全体がパワーアップした。観ていて面白くないはずがない。更にオマケもあった。キーパーの頭を越える柴崎のロングシュートを、岡崎は触れれば1点獲得出来るのに、触れずに寧ろ相手ディフェンダーをブロックして、柴崎の得点にしてあげた。ハリルは外国では考えられない行為で素晴らしいと褒めた。岡崎自身は、ドイツだったら間違いなく自分の得点にしていたと言い、チームメイトのモチベーションアップを期待したとのこと。順調な門出だ。今後のサムライブルーの活躍を期待したい。
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