群馬大病院に続き千葉県がんセンターの腹腔鏡手術による立て続けの死亡が問題になっている。群馬では患者8人が相次いで死亡し、千葉では11人と相次いだ。千葉県の第三者検証委員会は、執刀医の手術に対する安全配慮の不足や技量不足を指摘し、センターとして原因究明や再発防止の取り組みを行わなかったためと結論付けた。8人を執刀した医師は腹腔鏡手術のパイオニアと言われる存在だというから、まるでテレビドラマDOCTORSに出て来るヘボ医者とそっくりだ。今までテレビを観ていて、手術前の準備不足とか技量不足による手術の失敗はドラマの中の虚構と思っていたが、事実はドラマより奇なりだ。現実にドラマとレベルが変わらない手術が行われていることを知りゾッとした。更に群馬大では監督不行き届きの病院長が、内定していた学長就任を辞退したというオマケも付いているから、これもテレビドラマそのもの。この群馬と千葉の死亡事故は、決して医療ミスではない。医師として能力のない人間が行った殺人行為と言える。そして連続殺人犯を知っていながら見逃した上司は殺人ほう助の罪に問われるべきだと思う。
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