ホンダが生まれ変わろうとしているようだ。今日6月付けの役員人事が発表された。リコール多発の元凶である伊東社長がやっと交替することになった。円安の追い風の中でホンダを一人負けにした責任は重い。新車開発に横槍を入れ品質よりも開発期間短縮を優先した。その結果が新型フィットのリコール多発。それにつられて新型車グレースやジェイドの投入遅れによる営業現場の混乱が続いている。伊東は本田宗一郎から引き継いできた物作り精神を破壊してしまった。欠陥エアバッグで揺れるタカタとは友好な関係が築かれていたが、その信頼関係もぶち壊し今では犬猿の仲。販売が低迷し次期中期計画の販売目標も公表出来ない体たらく。一方この混乱の下で伊東はF1再参戦を宣言し、ホンダ精神の復活をアピールしたが、どう見ても目眩しとしか思えない。伊東の最大の欠点は、人の話を聞かず恐怖政治を敷き社員全員を萎縮させてしまったことだ。いま裸の王様が去ろうとしている。ホンダの復活は、次なる社長の力量次第ということになる。
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