裁判所召喚が決まったアギーレ監督を日本サッカー協会は、即解任したが後任をすぐには決められない。色々裏事情があるようだ。まず第一は、アギーレの黒い噂を無視して強引に次期監督に決めたサッカー協会の体質だ。財政が貧弱な日本サッカー協会なのだが、名将ザックの2倍もの報酬を約束して次の日本をアギーレに託した。だが、黒い噂はすぐに綻び解任せざるを得ない羽目に陥った。そしてアギーレは潔く辞任したものの、2年間の報酬4億円は保障されている。2年間監督をしようが、しまいが報酬は得られる契約だ。潔くではなく快く辞任したのかもしれない。しかも任命した協会責任者への御咎めは無い。考えてみれば御咎めを決めるのは協会なのだから協会への御咎めなどあるはずがない。第二は、金欠の日本サッカー協会が、大枚4億円をドブに捨てて次なる監督を如何にして選ぶのかということ。今の協会は、報酬は低いが日本サッカーをW杯に導いてくれる監督を探している。英のプレミアリーグや独のブンデスリーガでは金が飛び交い、名将は引く手あまただ。どう考えても日本に来るはずがない。結局日本のサッカーを熟知している人物が、報酬とは無縁に監督になるに違いない。最適はピクシー、何故なら日本サッカーが好きだから。それ以外にはいないのかもしれないと思う。第三は、日本サッカー協会そのもの。大仁会長は元川淵チェアマンの傀儡で存在感なし。原専務以下強化委員も然り。アギーレを選んだ見返りは重い。しかも、アンダー世代は伸び悩み過ぎている。A代表だけではなく、全ての世代で結果が出せないでいる。過去を顧みれば、川淵元チェアマンは日本サッカーを築いきたと思う。しかし築いた人物が更に発展出来るという訳ではないのがスポーツ界の常識だ。日本サッカー協会総辞任こそ、明日の日本サッカーを発展させる礎になると思うのだが。
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