昨日テニスの帰りにスーパーに立ち寄った。週に一回買い出しをする何時もの行動パターンだ。カミサンが面白いものがあると言う。源氏パイの隣に平家パイというものが置いてある。源氏パイは50年前の高校生の時からあるロングセラー商品で、ハート形をしていて浜松のうなぎパイに似ているお馴染みのお菓子。平家パイとは初耳だが源氏パイの柳の下を狙った商品だと思って通り過ぎた。ところが、今日のおやつにカミサンが平家パイは如何と出してきた。へー買ってきたの、と言いながら一口パクリ。四角いパイ生地に洋酒漬けしたレーズンがトッピングされている。袋には年寄りには読めない1mm程度の小さな文字で「芳醇なレーズンの味わい」と記されている。読めないが美味しいのだ。調べてみると、平家パイは嘗てのレーズンパイなのだ。数年前のNHK大河ドラマに肖って変更したとのこと。歌のように「昔の名前で出ています」では売れない昨今だ。名は体を表すとは言うが、体をアピールする命名こそ運命を左右する時代になってきたようだ。レーズンパイではなく平家パイはとても美味しかった。
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