テニスクラブの忘年会に参加した。入会してから15年以上過ぎたが、メンバーも様変わりだ。例年20~30名程度の宴会だが、今年は自分が5番目の古株になっていた。数年前に引退した超古株も参加したので昔話に花が咲いた。場所は大正レトロの古い割烹旅館。太宰治が泊って小説を書いたことで有名らしいが、大正時代の建築物で傷み方も相当だ。建付けが悪く隙間風が吹き込むしネダも抜けている。部屋は和室で、勿論今流行りの掘りごたつ形式にはなっていない。和室に座っての2時間は苦痛だった。料理は比較的手が凝ってはいるが、大して美味しくはない。だが商売は盛況らしい。6時から始まった忘年会だが、着いた早々次の予約があるので8時で終了して下さいと釘を刺された。この割烹旅館の良い所は何なのだろうかと考えてみた。レトロな郷愁を感じさせるのが一番だが、それ以上の魅力は、アルコールの持ち込みが自由な事だ。テニス仲間は酒好きが多い。今日も10本以上の日本酒、焼酎、泡盛、ワインが持ち込まれた。持ち込みOKの宴会場を探すのは至難の業なのだ。
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