先週、日本漢字能力検定協会毎年恒例の「今年の漢字」が発表され、今年の世相を表す漢字は「税」に決定した。消費税の8%への増税や10%の先送りが注目されたようだが、あまりしっくりとは感じない。候補としては「税」に続き「熱」「嘘」「災」「雪」が上位にランクインした。自分は「嘘」が今年の漢字になると思っていた。「嘘」の根拠は、佐村河内のゴーストライター問題、元兵庫県議の政務活動費の不正支出と号泣会見、朝日新聞の慰安婦誤報道謝罪等数え上げたらキリがない。もし選考日に、小保方自身によるSTAP細胞の再現実証が出来なかったことが報道されていれば、間違いなく今年の漢字は「嘘」になったに違いない。それ程までにSTAP細胞は社会的にも科学技術的にも大きなダメージを与えた。それにしても「今年の漢字」は、「震」「倒」「毒」「災」「偽」など、後ろ向きなイメージが強いものが多い。せめて来年は「楽」とか「喜」とか「福」とかが選ばれることを期待したいものだと思う。
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