日本シリーズJTカップで宮本選手が優勝して、今シーズンの男子プロゴルフ大会が終了した。今年の賞金王は小田選手。念願の勲章をやっと手に入れた。来年は海外でも活躍したいと抱負を語っていた。今日の朝刊には、来季のシード選手名と今年の賞金獲得額が載っている。順位の横には、所々に◎や△や※が付いている。注意書きには、◎は初、△は復帰と書いてある。◎や△の付いた選手は希望に胸が膨らんでいるに違いない。来年も活躍してほしいと思う。ところが、26位の松山英樹選手には※が付いている。※は義務試合数不足で対象外と書いてある。日本ゴルフツアー機構が作った変なルールに抵触し、松山選手は来年シード落ちすることになった。変なルールとは、国内で年間5試合以上参加しない選手には次年度のシード権を与えないという規定だ。この変なルールを適用すると、海外で活躍する実力のある選手は、例え世界のトップグループにいても、日本で5試合を熟さなければシード落ちすることになる。穿った見方をすれば、世界レベル級選手の排除ともとれる。これでは日本のゴルフは増々ガラパゴス化してしまう。このまま行くとひょっとして、プロゴルフでも、OBの場合は前進し特設ティーで第4打からとか、フェアウエーはワングリップリプレイスOKとか、カップ30cm以内はOKとかのアマチュアルールに変更されるかもしれない。世界に開かれた日本ゴルフツアー機構への改革が望まれる。
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