衆院選公示前日に党首討論が行われた。いや正確には討論ではなく発表会と名付ける方が正しそうだ。各党首が党の基本姿勢や政策を述べた。そこまでは良い。だがその後は相手を貶すだけで誹謗合戦の場に化した。まるで小学校の低学年レベルで見るに堪えなかった。本来党首討論というのならば、経済成長、財政再建、社会保障、自衛権について、日本をより良くするために意見を戦わし、妥協点を探しながら問題点や結論を導き出すべきもののはずだ。ここまで出来れば小学生の高学年レベルに達することが出来る。特に野党はだらしがない。もし本気で日本の行く末を考えるのであれば、ガリバー自民に対抗するためにも、小異を捨てて大同に就く努力をするべきだ。だが水面下での話し合いもない。当然選挙共闘などありえない。政治屋ばかりで政治家がいない。しかもサラリーマン化して考え方も内向き。大義のない解散に目的のない選挙。斯くして700億円の選挙費用がドブに捨てられることになる。
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