阪大の研究グループが、MRSAの治療法を開発したとのこと。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌MRSAは抗生物質が効かず、一度発症すると隔離するしかない厄介な菌だ。院内感染の悪玉として有名で、特に免疫の低下した老人などを攻撃するなど質が悪い。阪大グループは抗生物質を用いずに、患部に青い光を当てて菌を殺すことにマウス実験で成功したとのこと。MRSAに感染した患部にある種のアミノ酸を注射し青色発光ダイオードで光を当てると傷口が回復したようだ。菌がアミノ酸を取り込み、青色光照射でアミノ酸から活性酸素が生じ、その活性酸素が菌を死滅させるメカニズムらしい。自分は常々大病院には行かないようにしている。病院は綺麗に見えても菌の溜り場だからだ。この治療法が患者へのMRSA対策として確立し、更に院内殺菌にも適用出来るようになれば、病院のイメージもアップするはずだ。早期の技術確立を願いたいものだ。
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