25万円もする鉄人28号のおもちゃを万引きされた古物商が、犯行現場の写った防犯ビデオをモザイク付きで公開し「1週間以内に返却しないとモザイクを外し公開する」と犯人に迫った事件があった。この行為に対し、警察は犯人逃亡の恐れがあるので公開しないよう公開中止を要請。ある弁護士は、法で禁止されているリンチであり名誉棄損の恐れもあると言い、一般市民からは自衛策として理解出来るとの声もあった。そして期限当日店の前には多くのマスコミが詰めかけ、犯人の登場を待ったが現れなかった。以上が今日までの出来事だが、何か変だ。警察は何故公開中止を要請したのだろう。公開したからといって捜査に支障が出る訳がない。むしろ一般情報を集め易くなり捜査が捗るはずだ。弁護士の言い分は「盗人にも三分の理」と言っているようなもの。しかも名誉棄損となどとは開いた口が塞がらない。平和ボケも相当のようだ。最も変なのが現場で待ち構えていたマスコミだ。大勢のマスコミがカメラを構える中に、犯人が現れると思っていたのだろうか。現れたかもしれない犯人をマスコミが阻止した行為にも映る。しかもレポーターは、残念ながら現れませんでしたと報道する。マスコミは見識がなくなりダッチロール状態で、まるで質の悪いコミカルな寸劇の主役そのものだ。全てが狂い始めているようだ。
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