愛犬AIBOが医師に見放され風前の灯だという。ロボットといえども飼い主に懐いている。飼い主が可哀そうと思う。ソニーは同業他社が黒字転換している中で未だに赤字から抜け出せない。NYも旧本社も現本社も売却したが、赤字が埋まらない。平井社長は構造改革と叫んでいるが、事業や財産の売却と人員削減しかしていないので先が見えてこない。ソニー債は東電以下の格付けに成り下がってしまった。平井は最近ソニーの技術を潰してしまった出井元会長を担ぎ出そうとしているようだ。ソニーの技術が潰滅的な今、出井に擦り寄るのは逆説的に正しいことになるのかもしれない。毒喰わば皿まで、ということだろう。ソニーは1999年にロボット犬AIBOの販売を開始し2006年に生産を終えた。しかし、永遠のペットを売りにしていたこともあり、その後もメンテ業務は今年の春まで続いていた。そのメンテすらも平井が止めてしまった。これは単に事業のリストラによるアフターサービスの終了ということではない。愛玩ロボットはある意味で生き物だ。生き物の命を絶つ行為と言える。同時に飼い主の心まで傷付けることになる。飼い主は反省する。もう二度とソニー製品を買うものかと。WIN-WINは商売の秘訣だが、LOSE-LOSEは会社破壊の常道だ。ソニーの崩壊は着実に進んでいるようだ。
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