昨日は第32代大統領ルーズベルトの逸話に少し触れたが、今日はルーズベルトの死を受けて大統領に就任したトルーマンの話。トルーマンは第2次世界大戦が終わろうとしている時に日本への原爆投下を命令した米国大統領だ。ニュースによるとエノラ・ゲイ12名の最後の乗組員が亡くなった。エノラ・ゲイとは広島に原子爆弾「リトルボーイ」を投下した米国爆撃機B29。自分は終戦の翌年に生まれたので、原爆や東京空襲の恐ろしさは知らない。しかし子供の頃に観た映画の影響かもしれないが、B29の怖さは知っている。エノラ・ゲイ最後の乗組員は「原爆投下が戦争終結につながり、間違っていたとは思わない。原爆は長い目でみて多くの命を救った。だが戦争や原爆では何も決着しない。個人的には世界に原爆は存在すべきではないと思う」と話していたようだ。第2次世界大戦の終盤では、原爆や東京大空襲により戦争とは関係のない一般市民の300万人もが犠牲になった。どう考えてもトルーマンの戦犯行為に思えるが、乗組員に罪はない。一方で墜落したB29乗組員の命を助けたものの戦犯に問われ死刑宣告を受けた日本兵の「私は貝になりたい」を思い出す。既に戦後70年が過ぎたが、未だに中韓は戦争当時を掘り返す。勝てば官軍負ければ賊軍は続いている。
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