猫カフェの午後10時までの夜間営業に対し、特例として2年間の再延長が認められたが、何か変だ。2年前に環境省が動物愛護法の省令で、ペットショップなどでの犬や猫の展示を午前8時から午後8時と定めた。愛護団体などから犬猫の健康に与える悪影響を懸念する声が高まっていたからだ。ところが猫カフェの経営者らから、猫は夜行性動物だし、夜中に閉じ込めるのはかえってストレスを高める、との反対意見が出た。そこで経過措置として2年間午後10時までの営業延長を認め、その間に規制の是非を検討することになった。それから2年経ち今回その検討結果が出た。閉店が午後8時と午後10時の猫の間にはストレスの差は見られなかったのだ。だが環境省は、この結果をもって「結論が出ないので」午後10時までの夜間営業を特例として再度2年間延長するという。誰が見ても結論は出ている。夜間営業により猫が虐待される訳ではない。検討結果を素直に尊重すれば、そもそも動物愛護法の省令が間違っていたので改正すべきということになる。またまた不要な規制が蔓延りそうだ。猫だけにニャンとも迷惑な規制と言える。
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