リケジョの快挙と同じように女性の活躍が目立つのがスポーツだ。ジャンプの高梨、スケートの浅田、テニスの伊達らが輝いているが、落ち込みの目立つスポーツもある。女子柔道だ。監督の暴力問題から1年が過ぎた。現在、柔道界は暴力を撲滅し、選手の自主性を重んじる方向で模索している。ところがすっかり箍までも緩んでしまったようだ。監督を替えろと言い出す者や、軽い怪我でも試合出場を辞退する者や、辞退したのにヘラヘラ笑いながら試合観戦する者が増えたとのこと。その証拠に昨年のブラジルの世界選手権では、22年ぶりに個人戦金メダルなしに終わったことがその事実を物語っている。暴力指導は撲滅しなければならない。しかし、強制されてきつい練習をさせられるのは辛いだろうが、強制がなくなると己を律し己に厳しさを課せないのも悲しいことだ。女子柔道は監督もコーチも選手もオーバーシュートしてしまった状態にあるようだ。リケジョを捩って女子柔道にジュジョなる造語を作ってみた。今の女子柔道は「ジュジョの愚挙」と言える。早い時期での立ち直りを期待したいものだ。
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