今日はSTAP細胞のニュースが日本中を駆け巡った。理研のうら若き女性が山中教授のiPS細胞に匹敵する新しい万能細胞を開発したとのこと。成果は革命的で幹細胞生物学の新時代の幕開けだと語る著名な研究者もいる。彼女がこの研究を着想したのが6年前。刺激を与えると幹細胞に変化するという研究成果は、当初周りの研究仲間からは「きっと間違いだ」と言われたほど画期的な発見だったようだ。更に昨年英科学誌ネイチャーには「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄している」と酷評され掲載を却下されたとのこと。だが人の役に立つ技術だという信念と、あと1日頑張ろうという執念が大輪の花を咲かさせたようだ。日本の大学では一時理系離れが進んでいたが、最近は理系を目指す女子大生が注目されている。理系の女学生や研究者を「リケジョ」と言うらしい。まさにリケジョの女王と言える。マウスからヒトへの道程には極めて難しい技術開発が待ち受けているかもしれないが、是非とも持ち前のガッツで乗り越えてほしいものだ。研究の成功を祈りたい。
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