今日は初釜だ。薄茶点前を習い始めて1年になる。この1年で点前の所作の順序を覚えただけではない。当初は道具の名前を覚えるのにも一苦労したが、今では当たり前のように身に付いた。前準備では茶巾の絞り方とたたみ方、茶杓を湿らせておくこと、抹茶の棗への入れ方、菓子盆の向き。点前では襖の開け方閉め方、歩き方、立ち方。後片付けでは茶碗と建水は別々の専用の布巾を使う事。月1回の稽古ではあったが、準備から後片付けまでを一応熟せるようになった。まさに上辺だけはなぞっただけの状態だ。やっと茶道の入口に辿り着いたような気がする。さて今年の点前はどのように深まっていくのだろうか。今から楽しみにしている。
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