体操の世界選手権男子種目別床で日本史上最年少の金メダルを獲得した若干17歳の白井選手が、またまた新技に「シライ2」と命名される栄誉を受けるかもしれない。新技のシライとは床の後方伸身宙返り4回ひねりだった。シライダッシュは跳馬の伸身ユルチェンコ3回ひねりだが、韓国の選手も同時に成功したためシライ/キムヒフンと命名された。そして今度は床の前方伸身宙返り3回ひねりを申請したとのこと。申請が通ればシライ2になるかもしれない。驚くべき新星だ。だが驚くべき事は新技だけではない。インタビューに答える内容と態度は、並みの大人を凌駕しているというよりは、体操界を代表する人物としての風格さえ感じる。今後白井選手に啓発されて、先輩も後輩も一層技に磨きがかかるに違いない。7年後の東京五輪での金メダルはもうすぐそこにある。金の卵を上手く育てられるか日本体操協会が試されている。
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