JRの悪口だけでなく褒め言葉も一つ。最近のJR九州には勢いがある。以前はJR北海道と同じようにパッとしない鉄道だった。ところが「特急ゆふいんの森」や「九州新幹線」で人出を集め、最近ではクルーズトレイン「ななつ星in九州」がホットな話題になっている。「ななつ星」は来月中旬から運行される観光寝台列車。車両編成はラウンジカーと食堂車とスイートルームの客車が5両で贅沢な仕様。九州7県を回り、各地の有名郷土料理が提供される。1泊コースと3泊コースがあり、費用は一人当たり15万円から100万円程度とのこと。関東・関西の観光客やアジアの富裕層の利用を見込んでいるらしい。狙いは見事に当たり予約倍率は7倍もあり、来年6月までの予約はすでに埋まってしまって大盛況とのこと。時代の波を捉え、やり方次第で事業は成功する典型例だろう。一方JR北海道は事故続きで乗客が離れる一方だ。北海道は九州以上に観光スポットも美味しい食べ物もある。クルーズトレインを企画すれば予約が殺到するに違いない。結局経営者の質で天地ほどの差が生まれてしまったということだろう。今からでも挽回は可能なはずだ。
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