JAXAとIHIが開発した新小型ロケット「イプシロン」の打ち上げが迫っている。衛星の小型化に対応し打ち上げ能力を低めに設定し低コスト化を狙ったロケットだ。第1段エンジンはH2Aのブースターを転用、打ち上げ作業を人手から人工知能に変更、垂直打ち上げ方式の採用等で打ち上げ費用約50億円を達成し、今後複合材素材を最新のものにすれば30億円が可能とのこと。イプシロンは、低コストで使い勝手の良い小型衛星打ち上げ機であると同時に、革新的ロケット技術の練習台としても位置付けられている。今回の打ち上げが成功すればこの新技術はH2Aにも適用されることになるという。イプシロンの成功は、まさに日本の宇宙ビジネスの試金石といえる。27日の打ち上げの成功を祈りたい。
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