猛暑の為ついに気がおかしくなってしまったかと思わせるニュースが世界中を駆け巡った。スペインの高層ビルがエレベーターを付け忘れたというニュースだ。日本でも新聞やテレビで報道されたが、それを聞いた人はウッソーと驚いた後に込み上げる笑いを抑えるのに苦労したに違いない。ところが後日誤報であることが判明した。事の発端は、スペインの新聞をイギリスの記者が読み間違えたためとのこと。スペイン語の「47階建てに充分なエレベーターを通す空間がない(47階建ての割にはエレベーターの広さや台数が足りないという意味らしい)」を「設計変更時にエレベーターを付け忘れてしまい今からは付けられない」と解釈して英訳してしまったようだ。内容が内容だけに一瞬で大誤報が世界中に広まったらしい。考えてみると、日本人同士で同じ日本語を使っていてても誤解が多いのだから、ましてや言語が異なれば尚更だ。誤解がない事の方が不思議なのかもしれない。ひょっとすると世界は誤解の上に成り立っているのかもしれない。意思の疎通を大事にしなければと思う。
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