毎年8月15日が近づくと中韓が騒がしくなる。新聞各社はそれを煽っているようにみえる。いつもこの時期になると、あの戦争の被害者は誰だったのだろうかと思う。戦争に負けた日本軍による被害者は、東南アジア諸国であることは間違いない。だが未だに日本に謝罪を求めているのは中韓だけで、その他の多くの国は日本の謝罪を受け入れ、既に過去のものとしているのが現実だ。最も実害の少なかった中韓だけが、お国の事情で日本を悪者扱いする教育を徹底しているようだ。更に日本のマスコミがそれに悪乗りしているというのが実態だろう。だが戦争の被害者は、東南アジアの人々だけではない。実は日本の殆んどの一般人も被害者であることは間違いない。今はいない両親や年上の人からは、当時の日本の軍隊が有無を言わせずお国のためと称して問答無用に戦争への協力を強制したが、誰も反抗出来るような状況ではなかったと聞いている。安倍首相は今年の靖国参拝をスルーするらしい。お国のために戦った人々を祀るのは当然のことだが、昨今の中韓との関係を考慮すればベターな選択ではある。しかし、ベストではない。日本の国の人々と日本の当時の軍隊のパワーバランスを明確にした事情の説明が必要だ。今の日本人は当時の日本人と心情は変わらない、軍隊という組織が日本人の意識を塗りつぶしてしまっただけなのだ、ということを。今こそ、日本人の誰しもが喉元とに引っかかっている小骨を取り去るべき時だと思う。
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