ニューヨーク市が肥満防止のためコークのサイズを規制した条例の施行が、裁判所により差し止められたらしい。ブルームバーグ市長は2千人以上のニューヨーカーが糖尿病の影響で死亡したとして、上告する意向を示したとのこと。NYのコーラ問題は三権分立に触れる問題のようだ。問題の因果関係はある程度はっきりしている。コーラはダイエットの敵であることは間違いない。だからコーラの飲み過ぎをセーブさせることは人道上正しいと言える。だがコーラは民間会社が任意に販売しているものだ。そのコーラを健康上悪いかと言って、販売に箍を嵌めて良いのだろうか。行政が司法をコントロールしようとしているようだ。それが問われている裁判だ。正解は、裁判所の判断は間違っている、箍を嵌めるべきだと思う。本来、人が太ろうが痩せようが問題ではない。そんなことに行政が首を突っ込むことではない。しかし、市民の大勢が太って糖尿病になる事実を見ていながら、それは本人の問題だと涼や顔をしている行政は仕事をしていないのと同然と言える。司法は常に正しいとは限らない。総論反対各論賛成。
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