日中韓の経済、政治、学術分野の協力関係を話し合う日中韓賢人会議が、日中韓3カ国共通の常用漢字800字の選定草案を発表した。漢字は日中韓3カ国の共通する歴史文化遺産であり、3カ国文化交流の重要な絆で、未来志向の関係づくりに向けた原動力の一つになるとの認識が一致し創案されたとのこと。漢字の使用は中国では3千年、韓国日本では千年の歴史がある。但し中国では複雑な漢字を簡略化した簡体字が使われており、韓国では20年前位にハングル1本になり漢字は使用禁止されている。漢字は表意文字なので、簡体字でもある程度意味は解るが、ハングルは音節文字なので意味はさっぱり解らない。20~30年前の韓国のテレビには漢字交じりのテロップが流れていたので、何とか意味が通じたことを覚えている。日中韓3カ国共通の漢字800字が決まり活用されていけば、意思の疎通は格段に向上するはずだ。まさに未来志向の関係づくりの起爆剤として期待したい。
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