「日中未来の子ども100人の写真展」が上海と北京で開かれている。9月には福岡と東京で開催される。尖閣問題で日中間がギクシャクするなか、両国の未来を担う子ども達の姿を通じて相互の理解を深めてもらおうという趣旨の写真展だ。中国に住む日本人と中国人の有志が企画し、約千名の関係者がボランティアとして参加するらしい。見学に来た中国の小学生は「日本の子ども達は、自分達と生活の様子も顔も変わらないことが分かり、是非友達になりたい」と言い、主催者は「未来の主役になる子ども達の表情と言葉から、大人が現状を考えるきっかけになればよいと思う」と抱負を語っている。だが中国は今でも反日教育を徹底している。中国政府が誘導していることもあり、事ある毎に反日デモが起きる。しかし、実際に日本に来て日本を肌で感じた中国人は、殆んどの人が日本を好きになるという。結局ギクシャクの原因は両国政府の突っ張り合いと民間人の認識不足にあるのだろう。突っ張り合いだけでは物事は進まない。両国政府は柔軟織り交ぜた外交政策を取るべきだ。100人の子ども達が民間交流の大切さを教えてくれた。
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