昨日はカミサンの高校時代の友達の女子会旅行があり、自分はフリー。久々のフリーが嬉しくて普段は出来ないことをしようと思った。常々一度は行ってみたい焼き鳥屋があった。焼き鳥屋など学生時代以来殆んど行ったことが無い。意を決して入ってみた。多分親爺ばかりの巣窟だろうと推測していた。ところがギッチョン、僅かに親爺はいるが親子連れや女性同士が多いことにビックリ。何より活気があることに驚いた。備長炭使用店の看板通り備長炭を使っており、まさに看板に偽りはなかった。その備長炭の焼き手の前のカウンターに陣取り、焼き鳥とビールを堪能しながら、焼き手の一挙手一投足を観察した。指に包帯を巻き、腕には油が飛んでいる。額に汗をかき眼には保護眼鏡。一心不乱に焼いている。今流行りのブラック企業なのかと思ったがそれとは違う。焼きすぎたものは捨てて焼き直し、部分的に焦げたところはこまめにハサミでカット。仕事が繊細なのだ。仕事に没頭している。その姿勢がリピートしたい気にさせた。景気とはこういう人が原動力になり上向いていくものだろうと思う。掛け声だけのアベノミクスでは景気が向上するはずがないとも思った束の間のフリーな一日であった。
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