何と女姿三四郎が日本バレーボール協会の理事に就任しセクハラ撲滅を担当することになった。女姿三四郎との異名をとるのは、嘗て世界選手権で日本人女性として初めて金メダルを獲得した実績を持つ山口香さん。園田監督の暴力問題で告発した選手のサポート役を引き受け、全日本柔道連盟に風穴を孔けたあの女性だ。当然全日本柔道連盟の理事に選ばれるものと思っていたが、連盟は連盟に楯を突いた山口を重用せず強化委員止まりの扱いにした。山口重用の可否はセクハラパワハラ撲滅の分水嶺と言える。バレーボールは旧態とした体質の改善が進むことに違いない。柔道は長くて暗いトンネルが続くことになる。しかしトンネルの出口には山口香という全日本柔道連盟会長が待ち構えているような気がする。
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