FIFAコンフェデレーションズカップで、日本はイタリアに惜しくも3-4で敗れた。日本は素晴らしいボール捌きで内容的にはイタリアに勝っていたが、勝負に負けた。敗因は前後半終了間際に失点を許したこと。ザッケローニ監督は「ほんのちょっとの実力の違い」と言い、解説者は「メンタルの問題」と言う。敗因は少し違うと思う。嘗て水泳の北島選手が金メダルを獲った時、勝負事は最後の最後が大切だということを習ったからだと言っていたことを思い出した。教えたのは「勝負脳」で有名な林成之日大医学部教授。競泳のゴール寸前で、もうすぐゴールだと思ってしまうと人間は一瞬力が抜けてしまうそうだ。その一瞬がメダルの色を変えてしまうことになるとのこと。選手にとって競泳のゴールは、プールのゴールではなく表彰台をイメージすること。泳ぎ終わっても、まだ競技の途中にあると思うことがコツらしい。来年のワールドカップで日本がベスト4に入るためには林教授からスポーツ医学とスポーツ心理学を今から学ぶ必要がありそうだ。
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