二刀流に挑む日本ハムの大谷選手が対広島戦に登場した。5番・投手で出場し、2回に2塁打を打ち、投げては4回3失点で降板、5回から右翼の守備についた。先発投手として試合をつくり、主軸を打つ。歴史的挑戦だ。試合後本人は、投手では30点、打者では50点、でも楽しかったとコメントした。元々大谷は去年のドラフト前はMLB行きを宣言していた。その大谷の強い意志を日本ハムが説き伏せた。日本ハムは大谷に対し、日本ハムと一緒に大谷の夢を叶えようというスタンスをとったのが功を奏したようだ。日本ハムは、大谷を説得した時の説明資料をHPで公開している。自分もその資料を閲覧したが、説得性がある。各種スポーツの日本と海外の差、MLBでの日本人選手の活躍状況、韓国選手のプロと高卒のMLB活躍状況等、当時の大谷の置かれている状況を極めて客観的に説明している。この資料と「一緒に夢を叶えよう」という言葉が、大谷の心を射抜いたのは間違いない。高校野球では、4番・投手はざらにいる。プロ野球はレベルが高いから専門化しなければならないという理屈はない。才能さえあればプロにも4番・投手がいたっていい。野球の面白みが増してくる。頑張れ大谷選手。
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