柔道も相撲も日本発のスポーツではあるが落日を迎えているとしか思えない今日この頃だ。柔道は理事や監督による補助金の不正使用とかセクハラに始まり、組織としての箍が緩みっぱなしで、挙句の果てにそれを率いて辞任を表明したはずの会長が再選に手を挙げ収取がつかない泥沼だ。片や相撲は柔道以上にダーティなスポーツへと成り下がっている。その相撲業界で、北の湖の還暦祝いが行われたというニュースがあった。乳の垂れた北の湖が、赤い綱を締めヨロヨロしながら土俵入りをした。何のための土俵入りなのだろうかと思う。ヨロヨロした老人を見て大相撲が活気付くはずがない。間違いなく大相撲再興のための行事ではない。だが大理事長へのゴマスリだと思えば納得がいく。露払いを務めた九重親方は赤い綱の北の湖に再来年の自分の姿を重ねウットリしている。八百長相撲の大御所が大相撲を奈落の底へと更に引き込んでいるように見えるのは自分だけなのだろうか。内向きの柔道と相撲を浄化活性化するには、上層部を一掃することしか方法はなさそうだ。
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